2014年1月4日土曜日

たぶんこれができれば1社ぐらいは内定取れる

僕は学生時代、就活に失敗しました

当時(2007年)はリーマンショック前で、この10年の間では一番の売り手市場。
僕自身も、 一応旧帝大の大学院まで進学してるし、各種イベント企画などアクティブに活動していたので、それなりの企業からは内定が取れると信じていたのですが、、、

4月に待っていたのは、志望業界・志望企業の「全落ち」という厳しい現実でした。

もうね、これは就活でコケたことがある人じゃないと味わえない心境なんですけど、
将来の希望がなくなった絶望感と、
就活に失敗したことに対する劣等感から、
はっきり言って精神的にだいぶ引きこもったし、自分の人生の中でも黒歴史です(苦笑

なので、少なくてもこのブログを目にして下さった就活生が、僕のような辛い経験をしなくて済むように、
僕の失敗体験を踏まえつつ、微力ながらアドバイスができればと思います

※ちなみに、僕はその後色々あって、運よく現在の就職先から内定をもらい、曲がりになりにもなんとか社会人をやっています。


ここでは、
僕自身が就活をしている頃にあまり意識していなかったけど、
面接をする側の立場から見て、この学生なら採用したいな!と思わせられる自己アピールの仕方について書きたいと思います。

前提として、以下のような就活生を想定しています。
全ての学生さんに当てはまるわけではないことをご留意ください。

【想定】
・一般企業の総合職を志望している
 (技術職やコンサルなど、就活時からスキル面が重視される職種は想定外)
・そこそこ以上の大学に通っている
 (学歴があまり高くない場合は、それを補う特出した何かが必要になるケースが多いため)
・他の学生と比べて、突出した実績を持っていない
 (飛びぬけて優秀であれば、黙っていても内定は取れる)
・他の学生と比べて、飛びぬけて美人ではない
 (飛びぬけて美人であれば、黙っていても1社ぐらい内定は取れるはず)


前置きが長くなりました。
では、本題です。


■面接官は、就活生が学生時代に注力していたこと自体には、興味がない

まず知っておいてほしいことは、
僕ら(面接する側の立場の人)は、ひとりひとりの学生が、どんな活動を一生懸命やっていたかとか、そこから何を学びとったとか、そういうことには特に興味はありません。

数百人集まるイベントを仕切ったとか、
部活でキャプテンやってたとか、
TOEICで900点以上取ったとか、
バイト先でバイトリーダーやってたとか、
見ず知らずの学生の"武勇伝"なんて、はっきり言ってどうでもいい。
その経験からこんなことを学びましたとか熱く語ってこられても、ぶっちゃけ暑苦しい(苦笑

悪い例として 、僕の就活時のエントリーシートを紹介すると・・・、
「あなたの強みはなんですか?」
という問いに、
「熱意と誠意を持って行動できること」と書いてあり、
その理由として、
熱意と誠意を持って行動した熱い熱いエピソードが書き連ねられた上で、
「この経験から、熱意と誠意を持って行動することが、人の心を動かすということを学んだ」
という、客観的に評価のしようもない独りよがりの自己アピールが書き連ねてありました。。
残念すぎるというか、ここまできたらただただ痛い。。。。
この時点でもう不合格です。。。。。


■語るべきことは、目標設定と目標達成までのプロセス

では、面接官は何に興味があるのか?
端的に言うと、
この学生がうちの会社に入って役に立つかどうか
です。
当たり前です。それ以外のことに、興味はありません。

では、どんな人物であることをアピールすれば、役に立つと思われるのか?

企業がほしい人材というのは、当然企業ごとや業種、職種によってまちまちです。
ただ、どの企業でも共通してほしがる人材の特徴、というものがあります。
その1つが、
「事業を成長させるための適切な目標設定ができ、それを達成するためのプロセス管理ができる人材」
です。

就活では、「目標設定と目標達成までのプロセス」という観点を軸にして、
自分の経験や実績を語ることを、僕はおすすめします。



企業というものを超ザックリ表現すると、こんな感じです。

------------
   【目指す企業像】
       ↑
       | ⇒この「ギャップ」を埋める(事業活動)
       ↓
 【現在の企業の姿
------------

全ての企業にはビジョン(目指す企業像)があり、それを事業活動を通じて実現しようとしています。
この目指す企業像に近づくためには、現在の企業の姿との間にある「ギャップ」を埋めなければいけません

この「ギャップ」を埋める上で、
・目標設定(目指す企業像になるための目標を具体的に数値化する)
・プロセス管理(目標をクリアするための計画を立て、実行し、進行状況を管理する)
が重要になるわけです。

つまり、企業では、
目標設定とプロセス管理ができる人材
が重宝されます。


このことを念頭に置いた上で、
上に書いたことを、就活生自身に置き換えてみましょう。

------------
 【なりたい自分】
      ↑
      | ⇒この「ギャップ」を埋める(これまでやってきたこと)
      ↓
 【現在の自分
------------

「なりたい自分」は、将来的に自分がこうなっていたいと思う、理想の自分です。
当然、現在の自分の間には「ギャップ」が存在するので、
そのギャップを埋めるためには、適切な目標を立て、それを実現するためのプロセスを管理していく必要があるわけです。

企業のおけるそれと、全く一緒ですよね

あとは、そのなりたい自分に近づくためにこの会社に就職したい、
という話につながるわけですから、そこをロジカルに説明できればOKです。



■「私の強みは、目標設定とプロセス管理です」と言っちゃう(笑

あくまでも1案ですが、
「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら、
そのまんま、
「私の強みは、目標設定とプロセス管理です」と言っちゃう、というのはありだと思います。

そして、あなたが学生時代にやってきたことを、その観点から説明をする。
事実だけでは説明がつかないことがあれば、うまいこと話を盛ってください(笑
(大事なことは、あなたがしてきたことをありのまま話すことではなく、その企業が求める人材であることをロジカルにアピールすることです。)

また、目標設定とプロセス管理を語るときには、
・定量的に語ること(具体的に目標や結果を数値で示す)
・スケジュールを示すこと(いつまでに何をやったかを明確にする)
を特に意識してください。



目標設定とプロセス管理は、
仕事ができるビジネスマンであれば共通して当たり前のように実行していることです。

だからこそ、あなた自身にもその習慣が身についていることを、アピールしてほしいのです。



もちろん、これを語ればどんな企業にも受かる、という万能薬ではありませんが、
「実行力」とか「コミュニケーション能力」とか「人が好き!」とか、
エントリーシートでよく見る抽象的な自己アピールと比べると、 10倍マシです。


目標設定とプロセス管理を自分の経験・実績と紐づけて語れる人は、少なくとも1社以上は内定が取れるはずだと、僕は思います



最後に、
ここまで長々と語ってきたことを、端的にわかりやすく説明した記事があったので、リンク貼っときます(笑


就職活動の面接で上手く自己PRをする方法(nanapi)

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