2014年8月17日日曜日

あなたは豚?それとも鶏?ハムエッグ社畜論



こんにちは、社畜ののぶたけです。
お盆休みも最終日ということで、明日からの通常業務に備えてシコシコ仕事をはじめています。ビバ社畜!
世間一般には「社畜(ブラック企業)=悪」ってイメージなんでしょうが、僕はむしろ社畜推奨派です。みんなもっと、社畜になろうよ♪

ということで今回は、僕の社畜に対する考え方を「ハムエッグ社畜論」としてお話したいと思います。



■「ハムエッグ」はどうやってできあがっているか?

ハムエッグは、読んで字のごとく、豚のハムと鶏の卵という、2種類の家畜からつくられています。
ただ、同じ家畜ではありながら、鶏と豚とではハムエッグをつくるまでのプロセスがまったく違います。
鶏は卵を産み続けておけばいいのですが、一方の豚は、自分がハムにならないといけないのです(命を捧げる必要がある)。


■鶏派の社畜と豚派の社畜

僕は社畜にもこの2パターンがあると思っています。

「鶏派の社畜」は、会社からリソース(ヒト、モノ、カネ)を与えられてひたすら成果を出す(サービスを成長させる、売上を伸ばすなど)ような人材。
一方、「豚派の社畜」 は会社にこき使われた末、心身ともにすり減らして壊れていくような人材。

長時間労働などの労働環境だけ切り取れば、どちらも一見劣悪な環境に見えるかもしれないけど、「鶏派」か「豚派」かでぜんぜん違う。
むしろ「鶏派の社畜」であれば、特に若いうちは貴重は経験の場ではないかとすら思います。


■鶏派の社畜になることのメリット

僕は新卒で今の会社に入って7年目になりますが、ありがたいことにそこそこの役職と権限、自分のチームで使える予算をいただいています。
自分の担当案件として今年も複数のサービスをリリースしますし、ベンチャーが資金調達しようとしたらめちゃくちゃ苦労するような金額を年間予算として任されてたりするわけです。

誤解を恐れずに言うと、
「会社のお金を使って経験値を積めて、しかも毎月きっちりお給料をもらえる」
というのが鶏派の社畜の最大のメリットだと僕は感じています。

もちろんその裏には、成果を出し続けないければいけないプレッシャーがあるとか、上司から無理難題を押し付けられるとか、辛いことはたくさんあります。
でもまぁ、プレッシャーも感じない職場だったらたぶんやりがいすらないし、上司の無理難題が嫌だと言って独立しても、結局取引先や投資家から無理難題を押し付けられるわけだから、大して変わらないじゃないかなと(苦笑

ぶっちゃけ今の自分が独立しても今使えているような予算を自分自身で調達してサービス作っていくのは結構厳しいと思っているので、今は社畜として会社の中で修行して実績と経験値をあげていくことが懸命だと思っています。


■結局は、与えられた環境をいかに利用し尽くすか

会社の業績が悪くて本当に劣悪な職場環境で働かざるを得ない人たちがたくさんいることは理解はしています。

ただ社畜を善と取るか悪ととるかは、ある程度その人の気持ちの持ちようで変わると思います。
やれ社畜だ、やれブラック企業だと愚痴ばかりこぼしている人は、会社が変わっても結局同じような文句を言うことになるとなるんじゃないかと。


常に今与えられている環境をいかに利用し尽くすかを考えていれば、御託を並べている暇はないというのが、僕の考えです。